AI開発で注目されているのが、海外の技術者に業務を委託する「AIのオフショア開発」です。特にインドはIT人材が多い傾向にあり、オフショア開発の委託先として選ばれています。
本ページでは、AIオフショア開発の概要からメリット・デメリット、委託先を選定する際のポイントなどについて解説します。
AIのオフショア開発とは、AIの設計・構築・運用などの業務を海外の開発拠点や企業に委託して進める手法です。専門スキルの確保や人件費・開発コストの削減などを主な目的としています。
AI開発には、専門的な知識とスキルが求められます。国内で専門知識を有する人材の確保が難しい場合、海外の人材を活用してチームを編成する方法があります。
オフショア開発では、全工程を任せることもできますが、必要な工程だけを委託することも可能です。柔軟な体制を整えやすいことから、AI開発における選択肢の一つとしてオフショア開発が利用されています。
日本国内はAI人材が不足している状況です。経済産業省によると、2040年にはAIやロボットの活用を担う人材が、約326万人不足すると予想されています(※)。
人材不足による採用コストも高騰していることから、即戦力の確保は難しいといえるでしょう。AIのオフショア開発は、人材不足への対応策として需要が高まっています。
先進国と比べ、インドなどの人件費の水準が比較的低い地域に業務を委託するほうが、開発コストを抑えられます。また、24時間稼働の開発体制を構築することで、開発スピードを高められるのもメリットです。
時間差を有効に活用する時差開発で、プロジェクト全体の効率化につながる点もメリットの一つといえます。
オフショア開発では、AIの開発に使用するデータが海外サーバーに保存されたり、再委託先の企業が関わったりすることで、情報漏洩や不正利用などのリスクがあります。アクセス権限やデータ保存先の限定などはあらかじめよく検討し、慎重に運用していかなければなりません。
また、国ごとに情報資産や知的財産の保護制度が異なるため、日本と同等の管理体制を確保しにくい点もデメリットです。AIモデルやアルゴリズムの権利帰属が曖昧になったり、開発担当者が退職後に技術を流用したりするおそれがあります。
さらに、文化や言葉の違いから意思疎通がうまくいかないことがあるのも課題です。企業の競争力に直結するコア技術が流出しないように、契約やガバナンスを確実に行いましょう。
一口にAI開発といっても、委託先によって専門領域は異なります。過去のプロジェクト例や実績を確認したうえで委託先を選定しましょう。対応可能なクラウドサービス、エンジニアの経験年数、日本語対応スタッフの有無なども事前に確認しておくことをおすすめします。
コミュニケーション不足からトラブルを引き起こさないように、情報共有の方法を工夫しましょう。たとえば、制作の要件や成果物のイメージを文章だけではなく、イラストや図表、サンプルコードなどの形式で共有することが重要です。
それから、日本側に両社の橋渡し役となるブリッジSEを配置することで、より円滑な進行が期待できます。ブリッジSEによるレビュー体制を構築し、週次や月次で日本語の進捗レポートを作成することで、仕様逸脱の早期発見やスケジュール遅延の防止が可能です。
AIオフショア開発は、人材不足やコスト削減などの課題を解決する方法として効果的です。特にインドはAI分野の人材が多く、オフショア開発の委託先として選ばれています。委託にあたり、品質管理や情報共有の仕組みなど、事前に体制を整えておくことが成功のポイントです。
下記のページでは、「強固なセキュリティ基盤」「古いシステムの分析・改善」「上流工程から相談」といった案件の目的別におすすめの企業をご紹介します。 ぜひチェックしてみてください。
漏えいは避けたい、古い基幹は止めたくない、戦略は現場まで落とし込みたい——オフショア開発の悩みは企業ごとに違います。
ここでは自社の目的に合う支援会社を選ぶことで、最短ルートで自社にあったパートナーに辿り着ける「目的別」インドのオフショア開発会社おすすめ3選」をご紹介します。
金融、電気通信、EC、広告&メディア、教育、ヘルスケアなど
KDDI、ドコモ、DNP、マクロミル、博報堂、ブリヂストン、リクルートなど
製造業、医薬品、小売業、メディア、電気通信など
※公式HPに記載なし
製造業、情報・技術、自動車、ハイテック、建設、教育、金融など
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